みなさんこんにちは。
最近どうしようもなくお腹周りが気になってしょうがないのぞむんむんです。
今回は、僕がゲームクリエイター(プランナー)として仕事をしている上で、どんなことに気をつけて仕様書を書いているのかなどをご紹介できればなと思います。以前に、ゲームクリエイター(プランナー)の仕事内容について超絶簡単にざっくりとご紹介しましたが、まだみていない人はぜひみてみてください。
ゲームクリエイターに関わらず何しかしら仕様書を作成している方や、まだIT業界新人ですという方にも、何かしらお役に立てるかもしれませんので、ぜひ読んでいただければと思います。
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仕様書とは
そもそも仕様書とは何なのか。その名の通り、ある機能や施策において仕様の詳細を明確にしたものです。
例えば、今までに作ったことのない料理を作るときみなさんならどうしますか?料理サイトやYouTube、料理本などで材料やレシピ・作り方をみて学びますよね。それです。それが仕様書です。「料理を作りたい」という目標・狙いがあり、「レシピや作り方を学ぶ」という目的を達成するための要件・詳細仕様があるわけです。
【目的を達成するために何をすれば良いのか】これを明確に定義してあるものが仕様書だと僕は考えています。
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仕様書作成で気をつけていること
上記、仕様書の説明でざっくりと触れていますが、内容がブレない仕様書を作成するために気をつけていることが3つあります。
- 目的や狙い、数値目標を明確にすること
- 目的や狙いに対して、達成するために必要な要件(材料)を揃えること
- それぞれの要件に対して、詳細な補足をすること
この3点を意識して常に仕様書の作成を行っています。それでは、項目ごとにもう少し詳細な内容をお話ししていきます。
1. 目的や狙い、数値目標を明確にすること
当然ですが何のためにその仕様を実装するのか、施策を実施するのかを明記する必要があります。例えば、いきなり
- 「ジャガイモの皮をむく」
- 「人参を切る」
- 「玉ねぎを炒める」
とか要件だけ言われても、「え?急になに?何のために?w」ってなりますよね。それぞれ言ってることはわかるんですよ?「ジャガイモの皮をむく」・・・・そっかージャガイモの皮をむくのか、頑張ってね。これくらいの反応しかできませんがw
ですが、この説明が入る前に目的として、「カレーを作る」という目的があるのならば納得ですよね。「ジャガイモの皮をむく」・・・・ああ、確かにカレーを作るのにじゃがいもはあったほうがいいかもね。「玉ねぎを炒める」・・・・先に玉ねぎ炒めておくと、甘くなるもんね。美味しいカレーができそうだね。
つまり目的を明確にすることによって、正しい要件が書かれているのか判断できるわけです。この目的がフワフワしていたり不明瞭なままでは、まともな仕様書はできません。だって目的が曖昧なんだもん。そんな曖昧な目的に正しい要件って何だよ。ってなります。
2. 目的や狙いに対して、達成するために必要な要件(材料)を揃えること
目的のところで触れましたが、明確にされた目的を達成するためには、正しい要件を揃えなければいけません。「カレーを作る」という目的がある上で、「ジャガイモの皮をむく」等の要件は正しい要件と言えます。
ですが、「超コストを抑えたカレーを作る」という目的としたときに、「ジャガイモの皮をむく」は正しい要件になるでしょうか?これも当然ですが、まず目的の「カレー」とは何か。「超コストを抑えたカレー」とは何か。を定義する必要があります。
もし、「超コストを抑えたカレー」が「具なんてものは何もいらない。ルーだけ。それが今回作るべきカレーである」と定義されている場合、「ジャガイモの皮をむく」は正しい要件にはなりませんよね。具なんて何もいらないんだもの。ジャガイモそのものが必要ないから、ジャガイモの皮をむく作業なんて必要ないですよね。
では、「カレーを作る」という目的に対して正しい要件とは何でしょうか。僕だったら次の要件を考えます。
- カレーの定義。カレーとは何なのか
- 必要となる材料は何か
- 材料はどこで揃えるのか
- 調理器具は何が必要か
- どうやって作るのか
- 予算はどれだけ準備すれば良いのか
- 人は必要か
これだけの要件を揃えていれば、カレーが作れそうだなと僕は思います。みなさんも、カレーを作る上で必要な要件をぜひ考えて見てください。
3. それぞれの要件に対して、詳細な補足をすること
例えば、「必要となる材料は何か」という要件で、「ジャガイモ」「人参」「豚肉」「玉ねぎ」が必要だったとします。これに対して、具体的な補足をしていきましょう。まず「ジャガイモ」。みなさんは、どう具体的な補足をしますか?僕なら
- いくつ必要か
- ひとついくらの値段にするのか
- どこ産のジャガイモか
- どこにいけばあるのか
を補足します。
- 必要数:3
- ひとつ80円〜120円で抑える
- 日本産ならどこでも良い
- 近所の〇〇というスーパーに行けば、欲しているジャガイモはある
こんな感じでしょうか。みなさんならどのような詳細な補足を考えるでしょうか?ぜひ考えて見てください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。以前の記事にも書きましたが、ポイントは「誰でも組み立てられるように」。これに尽きます。誰が見ても組み立てられる仕様書であれば、説明した3点は抑えているものです。何かコツのようなものが本記事を通して見つけてもらえたなら幸いです。
では、今回はこの辺で。
追記:
仕様書を作成する上で大変だったことをまとめていますので、ぜひ下記の記事にも目を通して見てください。
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