きっとこの記事を見ている方のほとんどは、
【ソーシャルゲーム業界で仕事がしたい!】
と思っているのではないでしょうか。
そんな僕も、ゲーム業界で仕事することを夢みて、
今までは、様々なプロジェクトの企画として仕事をしています。
また、エンジニアとしての知識を活かして、
小さなゲーム開発にも取り組んでいるところです。
今では、ブラウザのソーシャルゲームよりも、
ネイティブアプリのゲームが主流ですね。
※ネイティブアプリとは、ストアからアプリをダウンロードし、端末(クライアント側)にゲームを保存させ、端末側で演算処理などを行うアプリのことです。
ハードとソフトが必須だった10年前に比べて、ソーシャルゲームの普及により、
昨今ではゲーム業界へは、入りやすくなった印象があります。
とはいえ、未経験だとそんな簡単に参入できるほど甘い業界ではないので、
未経験の場合でも様々な知識は蓄えておくべきです。
そこで、実際に業界未経験から、大規模プロジェクトの企画を任されるようになった僕の体験をここに書きます。
業界で仕事することのメリットなども紹介するので、これからソーシャルゲーム業界で仕事をしたいと思っている人は参考にしてみてください。
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ソーシャルゲーム業界のメリット
実際に様々なプロジェクトを経験してきて、いいなぁと感じたことを紹介します。
ざっくりと要点だけまとめるとこんな感じです。
- 身だしなみが自由
- 朝遅いところが多い
- 基本的にやりたいことなど要望が通りやすい
- 研究のために、いろんなゲームに触ることができる
- ビジネス視点で仕事ができるようになってくる
特に僕が今でもいいなと思っているのは「ビジネス視点で仕事ができるようになってくる」です。
今まで言葉すら知らなかった「KGI・KPI・KSF」などを意識できるようになったからです。
それでは一つずつみていきます。
身だしなみが自由
その名の通り、基本的に服装が自由です。
夏にスーツとかしんどいなぁって思ってたんで、すごく助かってます。
とはいえ、クライアントとの会議などの場合は、それなりな服を選んでいますw
朝遅いところが多い
これは個人的にですが非常に助かってます!
夜は元気に朝は苦手なタイプなので、ゲーム好きには嬉しい・・・。
朝の満員電車といったストレスからも解放されるので、かなりいいですね。
早くても10時始業、遅いところだと12時に始業がありました。
※全てではなく、そのようなプロジェクトが多いというお話です。
平日しか空いてないような区役所などに行ってから仕事に向かえるので、すごく助かっています。
基本的にやりたいことなど要望が通りやすい
2019年では、まだソーシャルゲーム業界は、ここ6,7年の業界です。
まだまだ業界歴としては若く、正解がないため、試行錯誤で進んでいる状態です。
そんな業界だからこそ、
「こんなことがしてみたい!」「こんな企画でユーザーを獲得できるのではないか」
といったような要望が通りやすいです。
当然、費用対効果を考えた企画をする必要がありますが、挑戦的なプロジェクトが多い印象です。
ゲームを作るうえで、やりごたえを感じる部分でもあります。
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研究のために色んなゲームに触ることができる
企画たるもの、動作や機能、演出、エフェクト、レベルデザインなど、他のプロジェクトを研究します。
興味のなかった分野でも、「こんな面白さがあるんだ!」といったような新たな発見もあるので、自分の視野を広げる意味でも非常に有意義です。
しかも、研究も立派な業務なので、業務中に他プロジェクトの研究を行います。
しっかりとゲームというものに対してアンテナを張っていると、プライベートでゲームをしてても「こんなことしてるんだなぁ」と不思議と研究をしているものです。
ビジネス視点で仕事ができるようになってくる
企画を行う際、
「ユーザーのニーズにあっているのか」
「この費用に対して、どれだけの効果が見込めるのか」
「KPI分析の結果、どのようにつなげていくのか」
など、経営者視点での考え方を養うことができます。
この考え方は、ゲームに限らずありとあらゆるビジネスで適用される考え方です。
ですが、ただお願いされた仕事をしているだけではこのような視点や考え方を持って業務をすることはなかなか無いことだと思います。
まだ業界歴が浅い分、しっかりと自分で考えて自分なりの答えを出し実行していく力が必須です。
ですので、逆を言うと、自分で物事を考えられる力が無い、基本的に指示を待って仕事をするのがいいというタイプの人には難しい業界です。
自分で物事を考え行動し、結果がどうであれ責任を持つことができる人が求められます。
だから、ビジネス視点で仕事ができるようになってくるのです。
ソーシャルゲーム業界のデメリット
僕がちょっとなぁと思ったことをいくつか紹介します。
簡単にまとめるとこんな感じです。
- プロジェクトが東京に集中している
- 優秀な人が多く、社会人としてのレベルが高い
プロジェクトが東京に集中している
ソーシャルゲームのプロジェクトはほとんどが東京に集中しています。
地元で働きたい!!と思っていてもそもそもプロジェクトが無いので、未経験からとなると上京することが多いでしょう。
優秀な人が多く、社会人としてのレベルが高い
メリットのところでも触れましたが、基本的にみなさんビジネス視点で仕事しています。
数値分析はもちろん、企画が成り立つために色んな方向から成功策やリスクヘッジを常に考えている人ばかりです。
あまり適当なことを言うとめちゃくちゃ突っ込まれます。
「さっきこう言ってたけど矛盾してない?」「なんにためにやるの?」
など、かなり鋭い突っ込みがきます。
めちゃくちゃ成長できますが、しっかりと責任感を持って業務できないとつらい場面も多いです。
どのようにして未経験からゲームクリエイターになったのか
ではどのようにして、僕は業界未経験からクリエイターとしての道を歩むことができるようになったのでしょうか。
結論から言うと「経験を積んだ」のです。
未経験なのに経験を積んだって何言ってだこいつと思ってるかもしれません。
ですが、ゲーム業界は「経験があるかないか」でものすごいフィルターをかけてきます。
何も経験がないと書類選考でまず落とされます。
僕も後で気付いたのですが、「しょっぱなから未経験で正社員を希望してゲーム業界に入ろうとする」のは、僕の経験上あまり得策ではありません。
あらかじめイラストを描いたり、企画書を自分で持ち込んだりして、それが魅力的だった場合は、書類選考通過することもあります。
僕の場合は、ITエンジニアとして、汎用システムの経験を約3年ほど積みました。
DB設計やプログラムのことなどある程度、ITについての実務経験を積んだので、「よし!」と思い、いろんなゲーム会社へ応募をかけましたがそれでも書類選考で落とされました。
どれだけITエンジニアとして経験を積んでも、ゲーム業界未経験ですからね。
ですが、IT業界での経験が活きることもあります。
なので、正社員という枠から外れて、様々な条件で応募してみました。
そうしたら、とある企業がアルバイトでなら採用してくれるとのことだったので、よろこんで正社員をやめてアルバイトとしての道を選びました。
最初はテスト・検証業務が主になります。
そこで、ゲーム業界のあれやこれやを知り、ある程度知識を積んだら引く手あまたの状態になったのです。
もちろん他に方法はたくさんあると思います。
働きながらも「Unity」というゲーム制作エンジンを使って個人開発してみるとか、経験を積む方法はたくさんあります。
ぜひ考えてみてください。
まとめ
ネイティブアプリも含めソーシャルゲームが普及している昨今では、業界は人手不足と言われています。
実際にそうかなと思います。
ですが、大事なことなのは「ただ人手が足りない」のではなく、「経験を積んでおり自分で考えられる力を持っており業務を円滑に遂行できる人材」が足りないのです。
逆を言うと、経験を積んである程度自分で責任が持てるようになったら引く手あまたになります。
もっともっと業界がにぎやかになって、楽しいゲームがたくさん普及できるといいですね!!
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